セキュリティ攻撃 オンラインスキミング
最近(2018年ごろから)流行りの攻撃手法
-> EC2サイトに不正なコードを挿入して、主にクレジットカードの決済情報を盗み出す
2018年9月、イギリスの航空会社British Airwaysのオンラインストアで38万人分ほどのクレカ情報が漏洩した際に、この攻撃が利用されており、そこからこの攻撃手法による被害が広がっている。
被害内容
ユーザーのクレジットカード情報が漏洩する
その他のフォームに入力するような情報も漏洩する可能性はある
主なやり口としては2つ存在する
1. サイトを直接攻撃(管理者権限の奪取、脆弱性の悪用など)してコードを改ざんする方法
これは基本的な方法
管理者のID/Passを予測したり、管理者から上手いこと盗んだり
ミドルウェアの脆弱性を悪用してサーバーを操作したり
とにかくサーバー内の操作権限をもって、コードを直接改ざんしてくる
2. サイトが利用するプラットフォームやライブラリ・プラグインなどのコードを改ざんする方法
こっちが比較的ナウい方法
①そのサイトが利用してるjavascriptライブラリの内容を改ざんする
②サーバーサイドで利用してるプラグイン・ライブラリの内容を改ざんする
③そのサイトが利用してるプラットフォームの内容を改ざんする
などなど、想像力を使えばまだまだありそう
対象サイトには一切の痕跡が残らないので、誰に盗まれたのか、そもそも盗まれたのか?にすら気づきにくい、そんなヤベェ攻撃手法
でも、ライブラリを改ざんした記録は残るやん!
そういうのも上手く消して完全犯罪な攻撃手法もあるのだとか...
対策
「1」はよくある対策を丁寧に行うことが大事
サーバーへのログインは2段階認証を利用する、ID/Passは難しいものにする。
ミドルウェアやOSなどの脆弱性チェックは抜かりなく。
「2」は結構難しい
信用できるライブラリを利用する
定期的にライブラリのチェックして、脆弱性が無いか、怪しい動きしてないかのチェックする必要があるのかも
参考:
https://webtan.impress.co.jp/u/2020/08/19/37162
ECサイトを狙うサイバー犯罪の新主流「Webスキミング」